【買う?借りる?】20代でマンションを購入して5年住んだいま、感じること

   

『持家を買うか、賃貸を借り続けるか』 誰もが一度は考えたことのある悩みではないでしょうか。 わたしは5年前にあたる2012年、結婚を機に当時住んでいた1Kの賃貸からの引越しを検討するにあたり、悩みに悩んだ結果新築マンションを購入しました。 本日は、同じような境遇の方に少しでも参考にしていただけたらと思い、購入当時考えたことや実際に所有マンションに住んでみて5年経過した現在感じるメリット・デメリットなどを綴ってみたいと思います。

購入に至った経緯

前提条件

2012年当時、私は東急東横線 自由が丘駅から徒歩12分ほどの場所にあるアパートに一人暮らししていました。間取りは1Kで30㎡近くあったため、1Kにしては若干広めでしょうか。家賃は共益費込で約9.5万円でした。 一人暮らしには全く不便のない広さでしたし、新築で綺麗だったので基本的に不満はありませんでしたが、嬉しいことに結婚が決まり、2人で住むにはさすがに狭いし、「結婚→新居」というリフレッシュ感も欲しかったので引越しの検討を始めました。 そこで出てきた、『買うか、借りるか』問題。 実は、当時福利厚生の充実している会社に勤めていたわたしは、住まいに関して会社から以下のような補助が受けられる状況にありました。 ・賃貸の場合:約8万円/月の補助(ただし補助は30代半ばくらいまで) ・持家の場合:約4万円/月の補助 この条件だけみると、一般的には「とりあえず賃貸に住み、ゆくゆくは持家を・・・」と考えそうなものですよね。わたしも、初めはそのように考え、まずは賃貸を第一候補に探し始めました。

賃貸見学

月々8万も補助が出るなら、余裕で満足度の高い物件が見つかるでしょ♪という気持ちでまずは賃貸物件を候補に探し始めました。場所は気に入っていたのでそのまま自由が丘から徒歩圏内、予算は将来のことを考えてあまり背伸びせず「13万~がんばって15万位」のイメージで設定。SUUMOなどの大手サイトを見つついくつかの業者さんに声をかけ、気になる物件を10件近く見せてもらいました。 ・・・しかし、いまいち条件が合わず・・・ おそらく、物件探しをしたのが夏頃で物件があまり多くなかったことや「素敵な新婚ライフ」に理想を高く持ちすぎていたことも要因としてあるのですが、満足できそうな物件は(今後駐車場も借りたいことを考えると)家賃が20万近く、結構妥協しても15万位、という状況でした。 さすがに20万は頑張りすぎだし、妥協しながら15万円の家賃もいまいちだよね、ということで、一旦購入の方向で検討してみたらどんなものなのか、見てみることにしました。

中古マンション見学

初めから購入の線が0ではなかったわたしたちは、不動産関係の友人からマンション購入に関する予備知識を仕入れていました。 友人いわく、「マンションは新築⇒築10年くらいまでで一気に価格が下がって、その後価格の下がりがゆるやかになる。ただ、あまり古い物件だと耐震基準を満たしていない場合もあるので、もし買うなら築10年~20年くらいの物件がオススメだよ」とのことでしたので、同じく自由が丘でそのような条件の中古マンション選定をお願いしました。 すると、物件はちらほらあり、2物件ほど見学しました。 ・・・しかし、こちらもピンとこず・・・ 分譲マンションが基本なので広さやセキュリティなどは申し分ないのですが、築20年程度のマンションはやはりそれなりに中古感があり「素敵な新婚ライフ」のイメージにはちょっと合わなかったのと、中古と言えども場所が場所だけに物件価格が5,000万は下らなかったので、35年ローンを組んでも(この程度の満足感で)月々15万円近くになるのはちょっと・・・ということで、中古マンション購入はないかな、ということになりました。 そこで、中古マンションでも価格がこれだけするなら、ということで、試しに新築マンションの情報を集めてみることにしました。

新築マンション検討⇒購入

SUUMOなどのサイトで新築マンション情報を集めてみたところ、当然ですが都心の物件は1億近い物件が多く、これは無理だなぁ・・・と思っていたときに、ふと違う考えが浮かびました。 “いっそのこと、エリアを変えてのんびりゆとりのある暮らしができないだろうか?” それまでは都心への利便性や一種のブランド意識に固執しながら物件選定をしていましたが、結婚を機に新たな生活になるわけだし、ゆくゆくは子供も産まれるかもしれないし、という考えのもと、「少し都心から離れたところでもいいや」という気持ちで再度物件選定をしてみました。 それでも候補物件が簡単に見つかるわけではなかったのですが、1物件だけ、神奈川県横浜市内で予算を下回り(!)、それほど便が悪いわけでもない場所で好みのブランドマンションの新築情報を見つけることができました。 ここからは、早かったです。盛り上がった気持ちでモデルルーム見学に行き、両親にも話をし、無事契約。 数か月後、無事にマンションが完成して引越しを済ませ、住み始めてから早5年、、現在に至ります。

5年住んで感じるマンション購入のメリット・デメリット

マンション購入のメリット

①生活が豊かになる

個人的にはこれが一番大きな点です。物理的な金銭面でなく、生活スタイルの話です。中には「賃貸でもできるじゃん」ということもあると思いますが、例えば ・プロジェクターで投影して映画鑑賞をできる ・比較的大きめな水槽を置いてカクレクマノミを飼える ・壁にいろいろ貼ったり打ち付けたりしてインテリアを楽しめる ・娘がいる今も、面積的にゆとりをもって暮らせている ・娘が騒いだり走ったりしてもそこまで神経質にならなくて良い などは、分譲マンションを所有しているからこそ出来ていること(やろうと思えていること)と思います。間借りしているものでなく自分達だけの所有物なので、気兼ねなく色々楽しもう!という前向きな気持ちにさせてくれます。 5年間、今のマンションで暮らせたからこそ今日を豊かな気持ちで生きられている、と言っても言い過ぎではないと思っています。毎日いる場所ですからね!

②物件所有していることの安心感

同世代の友人や会社の先輩などと住まいの話をする際、既に物件を所有しているとなんとなくどっしりと構えて話ができる安心感がありますし、実際に「すごいな!」「偉いな!」といった評価を受けることが多いです。(特に20代のうちは) 仕事で顧客とそのような話をする機会がある方は、ビジネスチャンスを広げる助けにもなると思います。 家は人生において一番大きな買い物と言われていますから、その大きな経験を一つ積んでいるという事実が評価されやすいのだと考えられます。

③将来的な資産になる

よく言われるメリットですが、マンションを所有しているということは一生モノの資産を所有しているということです。賃貸に住み続けている場合、毎月の家賃は消えていくだけですが、所有マンションの場合は毎月自分の資産に投資をしている、といった考え方をすることができます。 当然ずっと所有していれば後世に受け継いでいくことができますし、将来的に売却する場合に売却額が購入額を上回るケースもあります。

④結果的にコスパが高い

これは物件条件や考え方によって変わってしまうため「私の場合」ですが、自由が丘に住んでいた時と比べ通勤時間は20~30分増えましたがその分月々の費用をだいぶ抑えることができていますし、それでいて上記のようなメリットを日々享受することができているので本当に良い買い物をできたと思っています。 ちなみに、参考程度に不動産屋さんに伺ったところ、仮に今売却するとすると購入金額と同じ位の価格で売れる相場のようです。現状売却の予定はありませんが、仮に売ったと考えると「5年はタダで住めたも同然」となるわけなので、とんでもないハイコスパですよね! ※実はこの点は購入時からの狙い通りだったりします。購入時に、近隣の条件が近い物件で築5~10年の中古情報があれば売却する際の価格の参考にできるのでチェックすることをオススメします!

マンション購入のデメリット

①長期ローンに縛られる

マンションは大きな買い物ですから、一括現金で、というわけにはいかない方がほとんどだと思います。つまり、住宅ローンを背負うことになるわけですね。それも、一般的には「組めるなら長く組んでおく」のが住宅ローンの鉄則ですから、30年や35年の長期ローンを組むことになります。 それだけの期間毎月つきまとうことなので、例えば急に仕事をやめて新しいチャレンジする!といった冒険的な・チャレンジングな人生はなかなか歩めなくなります。 (結婚をして家庭を持つ時点で無責任なことはできませんし、賃貸だってきちんと家賃を払わなければいけないのは同じなので一時期を見れば同じではありますが・・・)まだまだこれから人生冒険したいぜ!というタイプの方は賃貸の方が身軽だと思われます。

②気軽に引っ越せない

①の「身軽」という話につながりますが、賃貸住まいは物理的にも身軽です。 その物件が気に入らなかったり、仕事の都合で転勤になったりする場合、気軽に引っ越すことが可能ですが、所有物件の場合、仮に隣に変な人が住んでいるようなことがあっても気軽に引っ越すというわけにいきませんし、転勤で住まいを離れる場合にも「売るのか?貸すのか?」という問題やそれぞれの手続きにおける手間が生じます。 100%ではなくても、そこに住み続ける覚悟をもって購入する必要がありますね。

③管理費や駐車場代・固定資産税が馬鹿にならない

メリットの④で触れた通り、仮に購入金額と同じ金額で売却ができれば「〇年間タダで住めた!」という感覚にはなるのですが、実際には毎月の管理費や駐車場代は別途支払っている上、結構馬鹿になりません。 私の住むマンションはあまり過剰な設備はないので管理費と駐車場代を合わせて3.5万円/月 程度ですが、最近は共用設備を充実させて差別化を図るマンションも多いのでもっと高くなるケースが多いと思います。 また、所有する上では固定資産税も年間10万~20万(物件の評価額によって異なります)かかりますので、月々の支払を考えるときにはこれらの費用も忘れずに考慮する必要があります。

④3LDKでも、3人~4人家族には手狭

マンションの間取りは大体パターン化されており、一番多いのが3LDKで70~広くても85㎡程度のお部屋です。 うちも70㎡程度の3LDKなのですが、子供が小さい今のうちは広々暮らせていても、将来子供が自分の部屋を持つときには、子供部屋をどう確保するかという問題が出ることが確定しています。ましてや、将来的に子供が2人になったら、まず部屋は足りないでしょう。 3LDKのうち1部屋はリビングと続いている和室なのでLDKとして使っていますし、もう1部屋は物置部屋と化しています(うちはものが多い上に捨てられないので・・・)。つまり、現状寝室として使用できる部屋は1部屋のみ。。 そんなこともあり、我が家は5年以内には一戸建てに引っ越したいなぁと思っています。 捨てるのがすごく上手なご家庭なら3LDKマンションでも4人家族で生涯暮らせるのかもしれませんが、うちのようなご家庭も多いのでは、と予想します。 「気軽に引っ越せない」デメリットとは少し矛盾しますが、そのあたりも考慮された上で購入検討されることをお奨めいたします。

まとめ

以上、実際にマンションを購入して5年暮らした今感じる、マンション購入のメリット・デメリットでした。 なんだか長くなってしまいましたが、総じてこの5年間を振り返ると、「我が家と一緒に育んできた」という想いがとても強く、自分の選択は正しかった、と思っています。 ご検討中の方にとって、少しでも助けになりましたら幸いです。 最後に、私も検討を始めた頃「買うか?借りるか?」で1冊だけ参考にした本があったのでこちらでご紹介いたします。それぞれのメリット・デメリットを客観的に、シンプルにわかりやすく説明しているので考えの整理に最適でした。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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